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【本好きは国語力、遊び好きは数学力がつくって本当?】

良い作文を書くために必要なことは、全体の構成力、文章力、語彙の豊富さです。構成力に必要なのは、「国語」の学力というより、論理的な力、つまり学校の授業で言うと「算数」「数学」です。文章力や語彙は「国語」で学びます。なので、作文に必要な学問は数学と国語になります。

作文には数学も重要

読みながら「ふんふん、なるほど。」「ほー、そうか。」「うん、そうだ」などと納得しながら読み進めることができる文章なら、途中で飽きて本を閉じるようなことはありません。

例えば以下のような構成です。

○は□であるとも言えます。何故なら○にも△があり、△は□だからです。
△は・・・なので、○は□なのです。

1つの文章を作るのが上手でも、語彙が豊富でも、論理的な力が身についていなければ、全体を通して読み手が納得できる作文を書くことはできません。そのために必要なのは小学校では算数、中学からは数学だと感じています。

数学の得意な兄は構成力、国語の得意な妹は文章力がある

国語の成績が良い子が作る文章は1つ1つは素晴らしいです。でも全体を通してみると、すいすいと納得しながら読み進めることができない作文もあります。

私は教員ではありませんが、自分の子育てを通して感じたことです。息子と娘がいますが、息子は国語より数学が得意でした。娘は国語が得意で数学を苦手としていました。男は理系、女は文系という、ありがちなパターンです。

中学生くらいになると、文章力もつき、語彙も豊富になってきます。二人の作文を見ると、違いが明らかです。息子の方は全体を通して、言いたいことが明快で、どんどん読み進めることができます。娘の方は文章1つ1つを書き上げる力は素晴らしいものがあるのですが、読んでみると途中で止まって考えたり、すんなり最後までいかないときもあります。

ベストは、論理的に優れている兄がまず全体を書き、文章の中身を妹が点検して修正するパターンです。二人合わせると良い作文ができます。

妹は数学は苦手と決めつけ、構成のレベルは致し方ないと諦めていましたが、兄は国語は何とか追いつけると考え、文章力をつけようと頑張っていました。しかし、国語もそう簡単には力がつかないものです。妹に校正してもらう度に、「どうして俺はこういう文章を書けないのだろう」とショックを受けていました。

この違いは小さい頃の読書習慣があると思います。兄は活発に動く行動派で、妹は読書をする子でした。文章力があるのは読書のお陰と思います。確信はありませんが、兄はゲームで遊びながら論理的なことを学んだのかなと思っています。

本好きにするために親が配慮すべきこと

・おしつけない
親が読ませたい、読むべきと考える本をしつけたりしないことです。良書と言われる本でも、無理して読むと感動しないし心に残りません。

・興味のある本を与える
子供の成長に合わせて、子供に興味のある本を与えることです。ちょうど家にあるので読ませようなどと考えないようにしましょう。関心のある本だけでも読むことで活字に親しむようになります。それが文章の作成にもつながります。

でも、一番大事なことは、親が読書することです。これは耳が痛い人も多いでしょうね。私もそうです。読書の習慣は昔も今もありません。

Monologue

私は国語が苦手でした。でも今はこうやって書いてます。構成力も文章力もないのは、学生時代の学力のせいですから、大目にみてください。
子供のころの読書体験が大人になってからの歴史小説などの読書につながるといいます。私はこれまで歴史小説は1冊も読んだことがありません。司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」はテレビで見ました。見たということは多少興味はあるのでしょう。本を買って読むにまで至っていないのは、小さい頃の読書習慣のなさが原因です。と言い訳します。